カウンタープレイと心理戦

この記事はOWL公式サイトのニュースを翻訳したものになります。
以下本文。

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ステージ4が2日目に入って、ブリギッテメタはオーバーウォッチリーグの伴侶となるのか依然として焦点となっています。水曜日は3試合全て重要なロールではありましたが圧倒的なものではありませんでした。しかし2日目になって、たとえブリギッテが全ての構成で使われないかもしれないとしても、彼女が秘めている可能性はチームのゲーム内戦術において強力な要素だということが明確になりました。



これは最初の試合で明らかになって、Boston UprisingがPhiladelphia Fusionと対戦したときでした。Fusionは（NYXLとの決勝を除いて）ステージ3を全勝で通過したUprinsingの強固な面々と対戦しないといけないことを知ったうえで試合に臨みました。またPhiladelphiaは今まで控えとしてプレイしていたフレックスタンクのHotbaとメインタンクのSadoという新しい選手をスタメンにして結束しなければならないという困難にも立ち向かっていました。2人の新しい選手を加えるのはただでさえ難しいですが、その上で1週間のオフの間に選手たちはフィラデルフィアに旅行へ行きました。なのでチームはスクリムでのコミュニケーションを取るのにたった4日しかありませんでした。

FusionのDPSであるEqoは、試合をスムーズに進めるためにチームはルールを定めたと言いました。

「Hotba，SadoとCarpeは韓国語が話せるから、僕はコールや立ち位置でバックラインのケアをするようにしたんだ」と彼は説明しました（※この日の2マップ目以降のロスターはSado,Hotba,Carpe,Eqo,neptuNo,Boombox）。「それぞれポテンシャルを最大限に発揮できるグループを2つ作って連携するようにしたんだ。お互いの邪魔になることはせず、ビッグプレーに続くようにね。」

Eqoはどうゲームをアプローチしていくか彼らと同じ見解を持っていると信じていました。たとえ部外者にとっては支離滅裂なプランだったとしても、チーム全体のコミュニケーション戦略としては自然なことなのです。

フレックスタンクのPokoはダッグアウトからチームのコミュニケーションの一部を聞いて「ちょっと目まぐるしいけど、みんなすごくいい動きをしてる。そして勝つ、それが大事なんだ。」と認めました。

Fusionにとって不安定なスタートとなり,ファーストマップのKing's Rowを落としてしまいました。Eqoによるとチームは積極的ではなかったと言います。

「僕らは彼らに十分なスペースを作らせ、フランクさせる余裕を与えてしまった。それが大きな問題だった。」彼は言いました。「Bostonもうまかったけど、僕らが良くなかったんだ。」

マップを落とした後、Philadelphiaは新しいタンクラインを起用することで立ち直ります。そこからはすべてほぼ容易く、ブリギッテメタへのアプローチが明確になったのです。


「僕らは相手に弱いピックを強いるための心理戦としてブリギッテを使っているんだ」-EQO


「僕らは相手に弱いピックを強いるための心理戦としてブリギッテを使っているんだ」、Eqoは言いました。「僕らはヒーローを変更するのに長けた（≒ヒーロープールが広い）チームだからそんなに悪い影響を受けないんだ。でもBostonみたいに運用できる構成が少ないという弱点を持つチームにはそこを利用する。そして機能したんだよ。」

Eqoは、ブリギッテはタンクフォーカスされるのが苦手な構成とダイブされると弱い構成に対して強いと付け加えました。Fusionは両方の構成とも強力で、彼らのBostonに対する戦略で正確にタンクルートの進行を推測していました。

Boston Uprising vs. Philadelphia Fusion | Stage 4 Week 1 Day 2全試合

「僕らはタンクへのカウンターとしてブリギッテを使おうとしたのを避けたんだ」、とEqoは言いました。「Lijiangで普通のチームはやらないファラとウィドウを一緒に出したんだけど、相手はファラとブリギッテを出してきた。明らかに彼らは予期していなかったね。他のマップもそう、Doradoの第1CPでは1タンクでブリギッテを出した。ほとんどのチームは予想してなかっただろうね。ヒーロー変更をするよう徹底的に相手を仕向けたんだ。」

Philadelphiaがステージ3ファイナリストをいとも容易く下したように見えたのにはこういった心理戦が行われており、Fusionはステージ4のトップになるために心理戦を仕掛けていくことができるんだと考えているでしょう。

これらの戦術は僕らの広いヒーロープールがあるからこそ可能なんだ、とEqoは言いました。「僕とCarpeは多種多様なヒーローを扱える。」カウンターピックの能力もそうです。

「僕たちは強いよ、スマートな選手が揃ってる。」Eqoは自信を持って言いました。「いつ相手が反撃しようとしても僕らのカウンターにはまったく問題ないね。Bostonが何回かやろうとしてたのを見れば大丈夫ってことがわかると思うよ。」